言葉にできないのは、言葉にできるまで考えられていないだけ

「言葉にできる」は武器になる。 (日本経済新聞出版)を読みました。
言葉にできるようになるには、決して表面的なテクニックではなく、まず自分自身がそれにどこまで向き合っているのか、深く考えられているのかが大事であることが、わかります。
思考力を高めるのに良い本だと思います。

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連想と進化を促す、「なぜ?」「それで?」「本当に?」

「要約」
なぜ?:自分に問いかけ思考を深める。繰り返すことで、抽象度が高く、本質的課題を考えられる。
それで?:思考を前へと押し進める。本来の目的を思い出すことができる。
本当に?:いったん冷静になり考えを戻す。違う方向に考える余地を生み出す。

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「感想」
何かについて考えようとしても、そもそも何を考えればよいのか分からなくなることがあります。
たとえある一つのイメージが浮かんだとして、これだけなのか?ほかに考える要素はないのか?考えが浅くないか?など。
そんなときにこのフレームが使えると思います。

自分が行おうとしていることに、どれだけ本気で向き合っているか

「要約」
人は、物事に真剣に向き合っている人の意見は信用しようと思う。
他者に思いを伝えるには、それだけ本気で考え、信じなければならない。
そのためには、考えを深めること。
成し遂げたいことは何かを、自分に問いかけ答えを出し続ける必要がある。

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「感想」
その人がやらされ感を出していると、なかなかその人と一緒にやろうとは思わないですね。
そんな時は、適当にこなそうと思ってしまいます。
本気で何かを成し遂げようとしている人であれば、そこから自分も成長につながるのではと、人を惹きつける要素があると思います。

言葉を磨くということは、自分を知ることから始まる

「要約」
相手が自分と同じ気持ちになって、自分ごと化することで、共有が成立する。
そのためには、何をする、なぜする、よりももっと、なぜ本気でそう思うか、その結果どうしたいか、と自分の価値観まで踏み込む必要がある。
自分の気持ちをさらけ出し、伝えきるのだ。

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「感想」
話すのが饒舌な人で、なんか胡散臭い人っていますよね。
それはテクニックだけはあって、その人の気持ちが見えない場合なのかなと。
例え、話がたどたどしくても、気持ちをさらけ出しているなと、感じられれば、人に響くスピーチになるのだと思います。

(まとめ)考えてる気になっていたが、まだ足りていない

本書を購入したのは、自分自身が、頭の中にあるイメージや考えをうまく説明できないことがあり、悩んでいたためです。
自分の頭の中ではちゃんと説明できているのに、それを言葉にできず悔しい思いをしていました。

本書を読んで、実は、その考えは間違いだったとわかりました。
まだ、自分の頭の中での思考が足りていなかったのです。
なぜなぜの繰り返しや、それに対する自分の思いなど、いろいろ足りていなかったのだと。

言葉にできると武器になりますし、そもそも、思考を深めるためにも言葉にしなけばいけないのだと思いました。

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