仮説思考はすべての仕事の基本。手戻りしたくないなら実践すべき。

「仮説思考―BCG流 問題発見・解決の発想法」(東洋経済新報社)について、本ブログで一度取り上げましたが、そこでは書ききれなかった良かったところについて記載します。

前回の取り上げたブログ記事はこちら 

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良い仮説とは、一段掘り下げたもの、解決策に結びつくもの

「要約」
良い仮説とは、当たっていたか、間違っていたかを言うのではない。
新たな仮説が作られたり、選択肢のひとつが消去できれば良い。
なぜそうなるのか、という原因まで一段踏み込んでいるの。
そして、次どうすればよいのかというアクションに結びつくもの。
これにより、問題発見が早くなり、解決策が速く絞り込め、立てられる。

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「感想」
仮説を一生懸命考えるとき、つい、正解を出そうとしてしまいますね。それが早道になるんだと。
でも、そうではないんですね。
仮説と言うのは、いったん設定しても、それを検証して進化させていくことを前提としています。
つまり、検証を通して解決策に結びつけられるように、仮説は設定の仕方自体が大事になるんですね。

仮説検証において、多く使用するのは定量分析

「要約」
①比較・差異による分析
2つ、3つのものを分析し、その違いがどこにあるかに注目する。
②時系列による分析
時間を追ってどう変化しているかを分析する。長いスパンで見ることで気づかなかった実態が浮かび上がることが多い。
③分布による分析
事象に関し、何らかの相関関係があるのか、特異点があるのかを分析する
④因数分解による分析
問題を要素に分解し、本当の原因にたどり着くための分析

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「感想」
このようにパターンとして覚えておくとよいですね。
実際にどのような分析をするのかは、そのテーマのそのときに何を調べたいかによります。
ただ、何もよりどころがないと、どんなグラフがあり得るのかから、自分で考えないといけないんですね。
それは分析の本質ではないので、パターンがあるとそこから選ぶことができ、分析も早く回せると思います。

仕事を与えられたら、30分でもよいから全体像を考える

「要約」
仮説思考は、個別の課題解決だけではなく、問題の全体像やストーリを作るのに役立つ。
少ない情報で全体像をつかむことができると、仕事の効率が上がる。
仕事を与えられたらすぐに始めてしまう癖のある人は、30分でもよいから全体像を考えてみる。
作業の位置づけがわかり、順番を変えたり、一部が不要な作業になることもある。

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「感想」
まさに私は、すぐに仕事に取り掛かってしまう癖がありますね。
やってみて、途中で、これって意味があったっけ、と思うんですよね。
初めからもっと考えればよかったと。
30分など時間を決めれば、それに費やす時間も限定されるので、全体のパフォーマンスも落ちないので良いと思います。

(まとめ)仕事の進め方が変わり、手戻りがなくなる

本書を読んだ結果、多少は仕事の進め方が変わったかなと思います。
そもそも何のためにするのか、どうなったらゴールなのか、そのあとどうつながっていくのか。
それらを、最初に考えることで、手戻りを最小にして進められていると思います。

ただ、その仮説の設定に費やす時間をもっと短くしたいなと思います。
そのためには、やはり、仮説検証のサイクルをひたすら繰り返して、精度を上げていくしかないと思います。

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