その道を究めプロになるには、毎日続けること、素直さを持つこと

「投資バカの思考法」(SBクリエイティブ)(藤野英人著)を読みました。
投資で儲けると言うと、ずる賢い方法だ、ギャンブルだというイメージがあると思います。
本書を読んでみて、何事もプロとして成功するためには、その考え方やすることというのは、同じだという風に思うようになりました。

スポンサーリンク

断片を集めて、全体像を正しく評価しなければならない

「要約」
すべての意見は主観であり偏見。
人間は、自分は正しい、という前提で主張しがちだが、部分を見ているだけでは、全体を正しく評価することはできない。
私たちが見ている情報は、断片でしかない。
様々な情報から、確からしきもの、を推測していくことが、投資の面白さ。

・・・・・
「感想」
すべてが偏見、と言い切るところが面白いですね。
どんな意見も、その意見だけに従ってはいけないんだなと。
自分で色んな情報を集め、人の意見も参考にはするけど、最後は自分でこれだと決める。
断片的情報から、全体をどう想像するかが、各人の力の差だと思います。

長くそして毎日やり続けることが、プロの条件

「要約」
プロとしての洞察力、決断力を身につけるには下積み期間が必要。
刑事コロンボが名刑事なのは、時間を味方につけたから。
「学校にも軍隊にも頭のいい者はいた。刑事になるのも容易じゃない。連中より働いて、時間をかけて、本を読んで、注意深くやればものになった。この仕事が心底好きなんです。
コロンボを名刑事にしたのは、時間です。

・・・・・
「感想」
結局行きつくところは、やり続けることなんですよね。
それ自体は、誰でも考えつくことであり、やることも難しくない。
ただ、それを続けられないとプロになれないんですよね。
決して才能やセンスではないということで、前向きにとらえようと思います。

投資も、仕事も、人生も、「傲慢」こそが敗北の元

「要約」
プロの成功要因の多くは運である。
運も実力のうちと言うが、運と実力は明確に区別される。
人生はある意味、運任せ。
全力を尽くしたからといって結果が出るほど、どんな仕事も甘くはない。
だからこそ努力をする。
力を惜しみなく発揮して、意識をめぐらし、努力し続ける。
先が見えない時代で結果を出せる人は、謙虚さと、素直さを忘れない人だ。

・・・・・
「感想」
もし自分が仕事でうまく行ったとして、要因は運でしたと言えるかというと難しいですね。
あのときこうしたから、自分のあの判断がよかったから、ではなくて、そこで運を持ち出すと。
チームメンバの活躍があったから、としたとき、それは運といえるかもしれないですね。
いずれにしても、自分に謙虚にならないといけません。

(まとめ)投資、仕事、人生、極めるためにすることは共通

たまにテレビ番組で投資について解説される藤野英人さんの本です。
その解説の内容が、とてもわかりやすく、投資初心者にもしっくりくるものです。
そこで藤野さんに興味を持ち、本書を読むことにしました。

さらに、藤野さんは投資会社の社長で、ひふみ投信というものを運営しています。
実は、私は積み立てNISAをひふみ投信にしていています。それも本書を読もうと思った理由です。

読んでみて、決して投資だけに限った話ではありませんでした。
物事を判断するスキル、仕事で極めるための考え方、人生の考え方、いろんな面で学ぶことが多かったです

結局、何かに成功するということは、そのための思想は共通しているのではと思うようになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました