経済的視点で、今生きている社会をとらえることで、正しく生きる方法がわかる

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方(幻冬舎)を読みました。
自営業者は実は裕福なこと、それは国のひずんだ仕組みを利用していること、そういった技術を通してより豊かな人生を目指すこと。さらには、人生をどうとらえるかについて、参考になりました。

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制度や構造を理解したうえで、経済合理的な解決策を探し出す

「要約」
日本ではお金持ちと呼ばれる人は、成功した自営業者か中小企業の経営者である。
大企業のサラリーマン社長よりもお金持ちである。
なぜこのようなことになるのか。
そこに経済合理的な理由があることに気づいた。
戦後、日本社会の制度はサラリーマンを基準に作られ、その結果、サラリーマンではな人たちを、平等に扱うことができなくなった。そこから制度の歪が生じた。

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「感想」
この本では特に、自営業者になることでどれだけ国に無駄な税金を払わなくて済むかを、詳細に語られています。
サラリーマンの私からすると、そんな制度があるのかと、知らないことだらけでした。
自営業者は経営には余裕がないところがほとんどというのは思い込みであったことに、気づかされました。
会社の副業制度を利用して、この自営業者の税金対策を実行できないかを苦心しています。

知識社会に必須とされる知能は、言語的知能と論理数学的知能

「要約」
人間は大きく9つの知能を持つ。
例えば、空間的知能はパイロットや建築家に向く。
また、博物学的知能は世界を分類する能力で博物学者には必須。
しかし、今は二つの知能だけが特別に評価される。
言語的知能:文字や言語を操作する能力
論理数学的知能:問題を論理的に分析したり、数学的に処理する能力
これらに秀でると、政治家、弁護士、医師、プログラマー、研究者など幅広い職業機会が提供される。

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「感想」
私自身は、機械工学を専攻していたこともあり、ここでいうと空間的知能はある方だと思っていました。
しかし、著者曰く、その知能はもはや重要ではないと。
たしかに今の業務では、いかに論理的に考え、それをうまく言語化して伝えられるか、が重要だと実感しています。
それらを高めなければと、改めて思いました。

人生は有限であり、最も貴重なのはお金ではなく時間である

「要約」
超高齢化社会の人生設計は「自分の好きな仕事をする」しかない。
自分だけのニッチを見つけ、会社に依存せずに市場から富を得る。
どんな業界にも、自分の「好き」を実現できるニッチがある。
好きなことしかやらないと決めれば、人生における面倒な問題の大半は消失する。
人生で最も貴重なのは時間である。
それを考えれば、経済的独立によってえられる「自由」の価値は、何物にもかえられない。

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「感想」
お金のことを語る本でしたので、お金が最優先という主張だと思っていましたが、違いました。
有限の人生を豊かに生きるために、その手段としてお金が大事だということでした。
私自身、サラリーマンをしていれば、定年時の退職金により、それ以降は仕事せずにそれなりに自由は得られると思います。
ですが、もっと若い時期から自由を得ることで、いろんな体験をしたいと思っています。

(まとめ)税金対策を通して、そもそも何のために生きるのかを問う

本書を購入したきっかけは、YOUTUBEの両学長のおすすめの本であったことです。
自営業者になり、税金を減らすための色んなノウハウが得られると思い読みました。

実際、そういったノウハウもあったのですが、もっと背景を詳細に説明されており、そこがためになりました。
税金対策の方法はなぜ合法的に許されるのか、その対策をして我々は本当はどうすべきなのか、人生のとらえ方まで示されています。

私自身、すぐに自営業者にはまだなれませんが、サラリーマンをしつつも、人生へのとらえ方として学びがありました。

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