新製品の設置時にエラーが発生。強引技で修正し、なんとか乗り切る。

会社にとって新製品を現場に設置するとき、その製品に携わった営業、フィールドエンジニア、そして開発者が、設置現場に立ち会うことがあります。
その設置の際、想定外のエラーが発生し、強引な技で現場でエラーを解消させて、無事に立ち会いを乗り切ったことがありました。

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想定外の箇所でエラーが発生。現場に緊張感が走る。

現場に新機種を設置し、立ち上げて数時間たった頃にエラーが発生しました。
そのエラー発生個所は、従来機種から変更しなかったはずの箇所でした。
なので、単発のものだろうと最初は思っていました。
一緒にいた、フィールドエンジニアの方も、まぁ様子を見ましょう、と言ってくれました。

しかし、そのあとも、まったく同じエラーが連続して発生しました。
これはまずいという緊張感が、現場に走りました。

原因がわからず会社と連絡を取る。口頭説明で原因箇所を特定。

エラーが発生した箇所は、私の担当外の箇所でした。
なので、会社に連絡を取って、そこの担当者に最近何か変更した箇所はないかと聞きました。

すると、部品を数点だけ、形状を変更したことが確認できました。
このとき、電話での連絡でしたので、こんな色のこんな形の**などと話し、どこのどんな部品なのかを理解するのが、大変でした。
そうして、なんとか、今回のエラー発生の原因の部品を特定することができました。

狭く暗い現場で、フィールドエンジニアの力を借りて、部品を細工

エラー原因の箇所が特定できものの、では、どうやって修理するのかが大変です。
そんなエラーは想定していませんので、当然、代替部品も持っていません。

そんな中で、部品を交換できないなら、今ついている部品を何か細工することで対応できないかを、考えました。
しかし、それをするには、現場の狭く散らかった場所で、製品をバラバラに分解しなければなりません。
分解の最中に、部品が一つでも落ちてなくしてしまったら、もうその製品は元に戻らず、稼働中止になってしまいます。

そんなとき、一緒に立ち会っていたフィールドエンジニアの方が、私がやりますと、と言ってくれました。大変、心強かったです。
細かい作業は、フィールドエンジニアの方に任せ、私は、何をどのように外して細工するのかを、説明するだけで済みました。

エラーは即座に解消され、新製品がお客さんに認められる

このようして、部品を細工して製品を再び稼働させたところ、そのエラーは解消されました。
フィールドエンジニアさんの現場での対応力のおかげで、そのあと新製品は問題なく稼働し、お客さんに認められました。

フィールドエンジニアの方は、いつも、ここで作業を失敗したらこの製品は稼働できなくなる、という緊張感のなかで、仕事をしているんだなと尊敬しました。
そう考えると、会社の事務所でのんびりとCADを使って設計している技術者は楽な方だなと、実感をしました。

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