プレゼンは、見られる姿を気にする前に、相手に伝えたい思いを明確に

世界で一番やさしい 資料作りの教科書(日経BP)』を読みました。
プレゼン資料の作り方だけではなく、マインド面でも大変参考になりました。
私はそれらを資料作りの前に必ず見直して、思い出すようにしています。

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資料は何かを伝えるためにある。伝えることが主役で、図表はおまけ

ダメな資料は、あるところを見ると一発でわかる。
伝えたことがあるか、ないか。
ステップ1:キーメッセージを考える。誰に何を伝えて、何を言ってほしいか。
ステップ2:ボディを考える。図や表。あくまでおまけ。
ステップ3:電子化。まず紙にまとめて、仕上げがパソコン。

・・・
会議用の発表資料を作る際、つい最初にパワポを開いてしまいます。
そして、キーメッセージ、図や表を、同時に書いていこうとします。
すると、まず図を作り、メッセージを後から修正し、結局図が作り直しになることがあります。
よって、パソコン作業は最後です。
資料の目的は、伝えることであり、それを整理することが最初であると、よく分かります。

プレゼンは、うまくしゃべろうなんて思わなくてよい

一番のコツは、伝えたいことを整理すること。
伝えたいことがあれば、自分の言葉で語れるようになる。
言葉のひげ「あー、えー」や抑揚付けなんて気にするな、本質はそこではない。

・・・
この言葉には、考え方を変えさせられました。
よく、自分のプレゼン練習を自分で聞いて、早い、抑揚がないと分かって、それを直す練習をします。
しかし、そこを見てはいけないんだなと。そもそも何を伝えたいかを整理するべきだと。
考える順番が違うのだと、分かりました。

緊張のあまり逃げ出したい自分と、貴重な情報を伝えたい自分が共存

(課長、部長がそろった前でプレゼンをするシーン)
葵「**はすごく大きな差だと思うんです!」
課長「へぇ」「確かにそうかも」
何人かの課長が反応しているのがわかる。
いい反応、でもまだあるの、こっちもすごいデータだから見て!

・・・
どれだけ練習をしても、やはり緊張はするものだと思います。
その中で、何をモチベーションにするかというと、自分の伝える内容が相手に響くことだと。
自分の話した内容が、相手の考えを動かしていると感じられることが、プレゼンの醍醐味だと思います。

(感想)本書のポイントを、プレゼン前に必ず見直すべき

本書を購入した経緯は、会社のファシリテーション研修の中で紹介されたためです。
著者が同じである、世界で一番やさしい会議の教科書を読んで大変ためになったため、こちらも購入しました。

上記の3点以外にも、大事なポイントがたくさんありました。
私は、それらを、プレゼン資料を作成する前に、見直しています。
プレゼンに挑む際の、勇気をもらえる本となっています。

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