技術者は、お客の声を聴くことで、自身の仕事の価値がわかる

入社4年目くらいの時、営業メンバとお客さんに訪問して、商品の仕様整合をしました。
技術者は私一人でしたが、滞りなく楽しく打ち合わせができました。その内容を紹介します。

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ポイント

お客さんの方は、その商品に対していろいろ懸念点があり、そこについての質疑応答がメインでした。
質問に対して、私が「これこれのため、この方式の方がよいです」など答えていきました。

この打ち合わせは、以下の点で充実したものでした。

  • 私の答えに対して、突っ込んだ質問はなく、すぐに納得いただけた。
  • 私の経験、スキルにより、お客さんから技術者と認められていると実感した。
  • 新しい商品が生まれていく過程に、自分が携わることができた。

経緯

もともと、営業を通じてお客さん要望が上がってきました。現場でこんな事象が発生しており、何か改善する方法はないか。と。
それに対して、まず事前に複数の改善案を検討し、資料としてまとめました。

打ち合わせの前に、営業メンバと資料内容を合わせました。
そして、実際の打ち合わせでは、資料一通り説明した後に、お客さんから質問をいただいて回答するという形で進みました。

参加者は、お客さんは5人くらい、こちらは技術者が私一人、営業が二人でした。
打ち合わせは、滞りなく進み、資料内容と質疑応答で理解いただけました。
結果、提案した改善案で進むことを整合できました。

結果

会社に戻ったあと、整合した仕様に基づいて自分で設計しました。
そしてそれが、実際に商品として出荷されました。自分の仕事が会社の事業に貢献していることを実感できました。

会社では毎日昼礼があり、順番でだれか一人が2分ほど話をするということをしています。
ちょうど自分の番が回ってきて、この時は、「いつもは不具合の謝罪の報告が多いですが、今回のような前向きな打ち合わせは楽しいです」と話しました。
上司から、「ほんと私もそう思うよ」、と言ってもらえました。

感想

技術者は、お客さんと会話する機会はほとんどないと思います。私も、営業メンバからたまに、お客さんがこんなことを言ってたよと、伝達で聞く程度でした。
技術者は私一人であり、すこし不安がありましたが、やってみると充実した経験でした。
お客さんから見たら技術者は技術者です。経験が浅いなど関係ありません。技術者の言葉として聞いてくれます。

私としても、実際にお客さんから生の声として聴くことで、どんな人がどんなことを思っているのかを理解できました。
こういう経験があると、以降の開発業務においても現場を想像することができ、現場の方が使いやすい良いものを設計できると思います。

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