中国出張で視野が広がる。いろんな人の協力で仕事が成り立つことを実感

中国に出張し、1週間という短期間でしたが、技術者として様々な業務を行いました。
そのとき、日本で仕事をしているときとは異なる気持ちの高ぶりを感じることがありました。

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ポイント

言葉は通じなくても、同じ目的の仕事に取り組むと、一体感が生まれる。
日本人は周囲にだれもおらず、通訳も中国の方でした。
現地の方々と細かい会話はできませんが、目的意識を一にして取り組んでいただき、仲間のような感覚を持つことができました。

②自分がしなければいけないという責任感をもつと、考えに迷いがなくなる。
技術者も私一人であり、私が現地の方に指示しなければいけません。
普通であれば、周りに相談したり、もうちょっと考えてから発言するところを、即断即決で進めました。

出張した経緯

当時、中国向けの商品開発を担当しており、中国の現地の保守員に、保守の方法を説明する予定がありました。
ちょうど同じころに、別の製品で中国での展示会に出品する予定があり、そのための製品の組み立てを中国でしていました。

しかし、そちらの組み立て作業がうまく進まず、日本から技術者を送る必要がありました。
その製品は私の担当外でしたが、中国に行くならこっちもよろしくということで、急遽その対応も含めて行うことになりました。

対応した結果

展示会用製品の組み立ては、毎日夜10時まで行い、正常に組み立てることができました。
途中、組立員が行う作業に対して指摘をしたり、正しい付け方を説明をしたりと、理解してもらうまで大変でしたが、粘り強く行いました。
結果、問題なく展示会に出品することができました。

また、当初の目的であった、保守員向けの操作説明も、20人くらいの現地人に対して、通訳をはさみながら行いました。
実機を直接触ってもらうと、みんな興味を持って学んでくれ、操作方法をちゃんと理解いただけました。

感想

現地の方と接する中で、中国人の素朴さみたいなものを感じることができました。
みんな、いつまでに完成させなければいけない、あるいは、これを習得しないといけない、という目的意識をちゃんと持って取り組んでくれていました。
技術レベルは決して高くはありませんでしたが、泥臭くもひたむきな姿勢を感じることができました。
その結果、言葉は通じませんが、同じ方向を向いて一つの仕事に取り組むことで、一体感が生まれるんだなと実感しました。

日本で仕事をしていると、目の前の製品を設計し図面を淡々と描いていることもあります。
ですが、ものづくりとして見ると、色んな人の力で製品として出来上がっていくのだと、よくわかりました。

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