情報分析のコツ。有望なベンチャー企業は大手を巻き込んでいる

投資をテーマにした漫画 インベスターZ(コルク社)を読みました。
その漫画のあとがきを読んだ中で、情報分析業務をする上でのヒントがありましたので紹介します。

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ポイント

有望なベンチャー企業を見分ける判断基準は、以下の3つです。

①対象とする市場は潜在的な規模が大きく、そのサービスやプロダクトによって、社会にインパクトがもたらされるかどうか

②経営陣に過去の成功実績があるかどうか

③彼らと一緒にやろうとしているパートナは誰か
世の中にないものを生み出すには、ベンチャー企業の経営陣だけでは限界がある。
事業を発展させるために大手をちゃんと巻き込めているかどうか。

詳細

①潜在的な市場は、その市場規模です。
市場レポートを見たり、その顧客ニーズはどれくらいの規模にヒットするかなどから、計算するものです。

②経営陣の実績は、過去に他の事業を成功させているとか、どこかの大企業からスピンアウトしている、といったものです。

③パートナは、いわゆるオープンイノベーションです。
自社技術を他社技術と組み合わせて、ビジネスモデルにつなげていくこと。
あるいは、自社にない他社の資産を活用して、事業として成功させることです。

購入の経緯

この漫画を読もうと思ったもともとの理由は、投資に興味があったからです。
投資を解説している セカニチさんのnote を読んで知りました。
実際、このインベスターz以外にも、藤野英人さんの本なども購入しています

情報分析業務への利用

この本は、投資の勉強になったほかに、情報分析業務の勉強にもなりました。
情報分析の中で、いろんな企業の動向を分析することがあります。
その企業が大企業であれば、すでに名前や事業内容を知っていることがあります。
なので、その動向が自社にとって脅威なのか、注視すべきなのかどうかは、判断しやすいです。

しかし、ベンチャー企業となると、名前を知らない場合が多く、どこまで自社に影響があるのかがわかりません。
そこで、この本にあるベンチャー企業の投資判断を読んで、そのような企業を見極める判断基準に利用できると思いました。

特に、私が専門とする特許情報であれば、経営陣の所有する特許権が調べられ、技術面での実績を把握できます。
また、大手企業との連携については、特許情報を調べて大手企業と共同出願をしていれば、連携していることが把握できます。

自分の趣味で読んだ本が、このように実業務へのヒントを得られることもあるのだなと、気づかされました。いろんな本を読んでいこうと思いました。

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