エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする（かんき出版）を読みました。
無駄な仕事をなくして最大の成果を上げるための、思考テクニックや環境づくりについて書かれています。それは決して仕事だけではなく、人生そのものにも当てはまるものだと思います。
集中とは、１００の問題を検討できるだけのスペースを確保すること
「要約」
集中とは単に一つの問題を考え続けることではない。
ひとつのものに固執せず、つねに視野全体を把握して焦点を調整する。
エッセンシャル思考の人はすぐに飛びついたりせず、調整と検討にたっぷり時間をかける。
そして、これだけは、ということだけを実行する。
行動を起こす数は少ないが、やると決めたことについては最高の結果を出す。
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「感想」
何をすべきかを考えた時に、頭に思いついたことをすぐにやってはいけないと。
数多くの選択肢を並べたうえで、熟考した結果、選ぶということです。
まあ、難しいですね。
考える暇があったら、まず行動に移してフィードバックしろ、とも言いますし。
考える問題のレベルによっても違うかもしれませんね。
行動に移していたらきりがない、あるいは、後戻りがつかないような問題は、確かに集中して検討する必要があると思います。
勇敢に自分の過ちを認めることで、悪循環を抜け出すことができる
「要約」
ここでやめたら今までの投資が無駄になると思うあまり、望みのない投資を重ねる。
チケットを買ってしまったという理由だけで、つまらない映画を最後まで見る。
ではどうすればよいか。
まだこれを持っていないとしたら手に入れるのにいくら払うか、と考える。
失敗を認めるのは恥ずかしいことではない。
それは、自分が以前よりも賢くなったことを意味するのだ。
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「感想」
よくいう、サンクコストを切り捨てよ、というものですね。
それを持ち続けること、やり続けることは、何の意味もないことです。
さらに言うと、もっと別のものを手に入れる、実行するチャンスを逃すことにもなります。
そう考えると、サンクコストを切り捨てないことの方がもったいない、となるんですよね。
この瞬間をないがしろにする人は、日々を十分に生きることができない
「要約」
今何が重要か、だけを考える。
前回の失敗を思い出したり、試合の展開を不安に思ったりしない。
そんな考えは無駄でしかない。
そもそも私たちには今しかない。
未来や過去は想像の中だけで、決して触れられない。
私たちの行動が何らかの力を持つのは、今ここにおいてだけだ。
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「感想」
かっこいい言葉ですね。感動しました。
もちろん過去を反省したり、今後のリスクを考えたりはします。
ですが、それも今この瞬間のためです。今にとって意味のあることしか考えない。
これが毎日継続できると、充実度は違うだろうなと思います。
（まとめ）これは本当に意味があるのかと、自分に問うところから
この本を購入したきっかけは、メンタリストDAIGOさんが推薦していたことです。
DAIGOさんのYoutubeを見るとわかりますが、本棚にならぶ本の数がものすごいです。
そんな人が薦めるのだから、素晴らしい本のはずだと思っていました。
また、自分が仕事をする際、新しい業務が多く、これはいったい何から手を付けたらよいのか悩むことが多くなりました。
全然時間が足りないという危機感があり、このエッセンシャル思考によって改善されるのではと思ったからです。
今の自分に足りないことが多く気づかされます。
視野が狭い中で選択肢を選んでおり、もっとそもそもの目的から考えるべきであったなど、反省することが多かったです。
まずは、これにはどんな意味があるのか、些細な効果しかないのではないか、と疑ってかかることが、始められるところかなと思っています。
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