相手に貢献すること、本当はそれだけで十分生きる意味になる

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」(KADOKAWA) を読みました。
これを読んだことで、会社生活で抱いていた悩みがかなりすっきりしましたので、一部を紹介します。

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ポイント

人生には必ず競争が存在します。学校、受験、会社などなど。その競争に乗るのか、逃げるのか。
本書では、3つ目の選択肢として、別の動機を持ってその競争の中を生きることを勧めます。
それは次の4つの心がけを持つことです。

  • 慈 相手の幸せを願う
  • 悲 相手の悲しみをそのまま理解する
  • 喜 相手の喜びをそのまま理解する
  • 捨 反応しない心を持つ

この4つを働く動機、生きる目的に据えるなら、競争という現実の中で、欲と怒りと妄想に駆られてきた自分から、ちょっと自由になれるでしょう。

そして、貢献すること、もてなすことは上記の心です。本当はそれだけで十分、生きる意味になるのではないでしょうか。

購入の経緯

本書の存在を知ったのは、中田敦彦さんのyoutubeで紹介されていたことがきっかけです。
ちょうどそのころ、職場の人間関係で悩みがあったり、すごく昔のことを思い出して嫌な気持ちになったり、ということがありました。
それらの事象はとうに終わったことであり、ただ自分で自分を追いやっているだけということも分かっていました。ですが、ついついそういう気持ちを抱いてしまっていました。
この本を読めことで、そうような気持ちが抑えられるのでは、という期待を持って購入に至りました。

本の内容

著者がお坊さんのこともあり、仏教、仏陀の教えが元になった内容です。
かといって決して宗教的な話ではなく、人間の心について、そもそもどんな原理で動くのか、欲求とはどんなものがあるのかを、わかりやすく説明しています。
そして、その心をとらえたうえで、では我々はどのように行動すべきなのか、人生をどう考えたらよいのかを示しています。

感想

読み進めながら、私の中のこれまでの具体的な事象を思い浮かべ、それに対する自分の心を客観的にとらえることができました。
その結果、完全に「反応しない」まではいきませんが、反応している心を一歩引いてとらえることで、楽な気持ちになっています。

本を1冊読んだだけで、これだけ人生が軽くなるなんてあるんだなと、感心しました。
人生における読書の位置づけを、改めて見直すきっかけとなった本でした。

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