弁理士短答試験で不合格となった方、残念でしたね。
また1年かと思うと気が重くなると思います。
今回、私が弁理士受験したときの、短答試験に向けた勉強の仕方で良かったところを紹介します。
この内容は決して短答のみではなく、条文そのものを理解することなので、論文や口述にも活きてくるものになります。
これを見て、自分だったらどんな風に勉強しようかと、考えていただけたら幸いです。
短答試験テキストで、条文の一言一句を完璧に理解
私はLECに通っていましたので、そこで短答試験用のテキストをもらいました。
授業の中では、条文の最初からみっちりと先生に解説をしてもらえます。
テキストにももちろん解説はありますが、先生の説明があった方が分かりやすいところはその内容を赤文字で書きこみます。
以下の写真のようにです。
授業中はボイスレコーダーで録音し、家で再生しながら、自分で理解に必要と思った箇所を書き込んでいきました。
ここでコツとしては、赤ボールペンを「極細」のものにすることです。
書ききれなかったりすると地味にストレスですので。
写真を見ると少し滲んでいるところが、いまいちですね。
1問1答問題集を最低でも3回繰り返す
こちらも、LECからいただいた問題集を用いました。
問題番号の左位置に、資格が三つありますので、間違った箇所には×印を書いています。
その問題を解いた日付けも分かるように書いておきます。
こうすると、また同じ個所を間違えた、や、今回は理解できた、など自分の変化や成長が分かるようになります。
少しで成長が感じられると、前向きな気分になれるところが良いです。
この写真を見ると、問題141番は2回目に解いたときだけ間違っているんですね。
その時は落ち込んだと思います。
ただ、それはそれで、自分の力を確認できたことは良かった、となります。
こういった問題集としては、過去問題集でもよいです。
こちらも同様に番号の横に資格マークがあり、同様に繰り返して解くことを振り返られるようになっています。
どうしても覚えられなかったら語呂合わせに頼る
勉強して問題を解いても、何回でも間違える箇所はあると思います。
そんな時は、覚えるコツとして、語呂合わせを使いましょう。
ちょっと妥協するみたいで嫌かもしれませんが、覚えるためにどんな手段も使おうと割り切ってしまいましょう。
少し調べてみると、宮口聡の論文ヤマゴロ講座2021と言うのがありました。
こちらはテキストのみではなく、講座と一緒になっていますね。
ちょっと値が張ってしまいますが、問題を解けると思えば、出せなくはないかなと思います。
もしくは、自分や友達と、ゴロを考えても面白いと思います。
(まとめ) この1年は、基礎を一から鍛え直すチャンス
もう1年と考えると長いと思って嫌になると思います。
でも逆に考えると、基礎を一から鍛え直すチャンスと言えます。
この期間を有効に活用して、条文の一言一句からしっかりと理解しなおすこと、中途半端なところは繰り返し学ぶことが大事だと思います。
上記のコツ以外にも、こちらの記事では、四法対照条文集の使い方について紹介しています。
合わせて読んでいただければと思います。
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