特許に関するセミナーの講師を担当させていただきました。
その準備から本番において、学ぶことがたくさんありましたので、紹介します。
ポイント
①特許のことを理解してほしい、という想いを込めて話す。
当然ながら講師の役割は、セミナー内容を受講者に理解してもらうことです。
どうすれば理解してもらえるか、それ以外に重要なことはありません。
②練習量がすべて。
本番は練習以上のものは発揮できません。
私には、本番の20倍くらいの時間をかけて練習することが必要と感じました。
詳細
①講師をするということに自信がないと、つい自分のことで精いっぱいになってしまいます。
うまく話せるだろうかなど、自分がどう見られるかという表面的なことにとらわれがちです。
しかし、実際はそんなことは重要ではありません。
受講者に内容を理解してもらうこと。そのだけのために取り組まなければなりません。
それが留まると、自分の気持ちも変わってきます。
もっと全体を見て、この部分はもっと強調すると伝わるだろうや、自分自身の特許に関する具体的なエピソードを入れようなど、を考えるようになります。
②圧倒的な量の練習が必要です。
あのプレゼンのうまいスティーブ・ジョブズですら、何十回も練習したとのこと。
凡人である私が、それ以下で良いはずがありません。
実際に行ったことは、まずセリフを一言一句、全てを書き出しました。
また、パワーポイントを紙に印刷し、言葉がつっかえるところは、赤ぺンで書き込みました。
そして、練習している声をマイクで録音し、聞き返して話すペースを確認しました。
これを、ひたすら繰り返しました。
経緯
私の務める会社として、昔からそのセミナー講師を担当しています。
そこで、今年は私を指名してもらえました。
なので、スライド自体は、従来からの受け継いだものを使用します。
感想
私は、大勢の前で話しすことの経験が乏しく、また早口になる癖がありかなり苦手です。
ましてやこのセミナーは、計3時間も話すものでした。
あまりに高い壁でしたが、上記の練習をひたすらに取り組みました。
結果、セミナー講師としてまっとうなレベルで説明ができたと思います。
また、本番を終えて、私の中の考えが変わりました、
説明を真剣に聞いて理解しようとしている人がいたり、また、質疑応答のときに頑張って質問をしてくれる人がいました。
そういった人たちへ、感謝の気持ちを抱きました。
そして、もっと伝わる説明をしたい、特許にもっと興味を持ってくれる人を増やしたい、と思うようになりました。
また次回も、この講師を担当させていただきたいと思っています。
コメント